大企業とベンチャーに大きな違いはない【Dec No.4】

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「大事なのはどこで働くかではなく、自分自身がどんなマインドなのか」

自分の心地のいい環境に慣れるのではなく、自分自身で目標を定め行動していく。それは大企業であれベンチャーであれ変わらない。

結局は、自分次第で全て変えられるということではないだろうか。

【登壇者紹介】
Salon du Crown 第2期
2017年12月8日(金) 開催
@DIAGONAL RUN TOKYO
 
(スピーカー)
乗松 文夫
株式会社FiNC 代表取締役副社長

天沼 聰
株式会社エアークローゼット 代表取締役社長 兼 CEO

(モデレーター)
荒井宏之
チガサキベンチャーズ合同会社 共同代表パートナー

荒井 大企業とベンチャーの違いについてお話をお伺いしたいと思います。

大企業とベンチャーに違いはない

乗松 大企業のそれも銀行のようなところにいて、「ベンチャーは全然違うでしょ、大丈夫ですか、働いて違和感ありませんか」とよく質問を受けます。

今回に関して言えば、それは全くありません。

というのも、興銀というところはもともと産業を興す銀行で、いろいろな事を若い頃からチャレンジさせて、部署もあっという間に移動したりしてました。

私も、預金集めや融資や企業の審査などをやりました。審査に関しても自分の目でいろいろな業種を見ることができました。それで本部にも行きましたし、海外も行きました。

ニューヨークに行った時は、誰もサポートしてくれないので地を這いずり回るような経験をしているので、まさにベンチャーじゃないですけれどそのような経験もしております。

経理で決算を締めるために真夜中まで1人で仕事をしていたときもありました。

日本人と違っていい加減な人が多いので、赤伝と青伝というのがあるのですけれど、普通は合わないと合わない原因を探るのですが、向こうでは合わないと片っぽの伝票をゴミ箱に捨ててしまうなんてことが起こるんですね。

そうすると目の前は合うんですけれど、決算になるとおかしいということでゴミ箱あさりです(笑)

そういう経験があって、東京に帰って100億や200億のボンドを売り買いするチームリーダーや出向してみたりと次々にいろいろな業種を担当したりやったりしていると、まさに人生が新しいことづくめでした。

大企業にはいたのですが、ベンチャーに来たから新しいことが始まったなというのはほぼありませんでした。抵抗感もありませんし、銀行でも頭取以外のことは全部やっていたました。

「僕、頭取だけやっていないんです」と言ったら「馬鹿野郎、なれるわけないだろ」と言われました。(笑)

「調整」の手間が大きい大企業、「スピード」重視のベンチャー

乗松 ただ、一つ違うとするとやはり長年のルールやおきまりとか調整、部署をまたぐような調整というのは必要で、次のメーカも食品会社もそうでしたし、商社もそうでした。

ところが、ベンチャーに来てみるとそんな事を言っていられないんですね。

会議もすごく詰まっていて、パソコンの半分で議事録をとって、半分でプレゼン用の画面を出したりしているような感じです。

そして会議が終わったときには、みんなで話し合って決めたことはアクションアイテムとしてみんな合意して、会議が終わったときにはあらゆる情報が取り終わっていておしまい。

アクションアイテムが決まっていて「できるだけ早く」というのは許されないんですね。

要するに、出来るだけ早くというのはいつなんだと。今日の午後かという感じです。

だいたい普通の企業感覚でいくと、なる早で来週末までにとか。そういうのは許されないんですね。

何時までにこれをやるというのがあり、スピード感というのは実感してみないと本当に分からないと思うんですね。

これは、人生で初めての経験だったので、これはものすごく良かったと思う反面、老人にとってはすごく疲れるんですね。

天沼 それを楽しんでいるじゃないですか。楽しんでいるマインドで、結局のところマインドだと思うんですよね。

そもそもどこにいようが環境を頼っていてはダメで、どこにいようと同じマインドで働けるかということが大事だと思います。

ずっと同じマインドだったのかなとお聞きしてて、なんか海外の新しいチャレンジも楽しそうにやっているイメージがなんとなく私は思い浮かべました。

そのマインドをどうセットするかというのがあるかと思います。

(続)

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