人は他人との関係性によって、さらに強くなれる【Oct No.5】

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バブル世代からミレニアル世代へ。
バブルが弾け、失われた20年と言われた今を生きる若者に対して、業界のカリスマ達はどんな変化を感じているのだろうか。
また、彼らに対してどのようにアプローチを日々行っているのだろうか。
より具体的に社会の移り変わりと今の若者を語ってもらう。

【登壇者紹介】
Salon du Crown 第2期
2017年10月2日㈪ 開催
@東京アメリカンクラブ

(スピーカー)
伊藤 羊一
ヤフー株式会社 コーポレートエバンジェリスト
Yahoo!アカデミア 学長
株式会社ウェイウェイ 代表取締役

白坂 亜紀
銀座 クラブ稲葉
オーナーママ

森本 千賀子
株式会社morich
代表取締役

(モデレーター)
金丸 美樹
森永製菓株式会社
新領域創造事業部
チーフマネージャー

【求められる人になると、もっと頑張る気持ちが引き出される】

白坂 居場所について、私はよくお話をするのですが、自分の居場所を作ろうという事は、求められる人になろうよという事であると私はよく言います。

すごい成績あげろとは言わないから、君がいるからこの店に来たよとかホッとするよとか、そのような自分になろう、人の役に立つ人になって居場所を探そうよっていう言い方をすると、ホステスに望んでなる子は少なくて、色々な事情があって来ている子が多く、家庭的にも恵まれていない事が多いです。

そのような中で、そのような居場所を見つけて、君のおかげで元気になれるよっていう言葉をかけられるようになると、ぐっと成績も伸びていくんですね。

なので、そのような居場所づくりはすごく大事だなと思います。

伊藤 それは、信頼されるような人ですか。

白坂 人は必要とされているんだと感じた時に、もっと頑張れる気持ちが引き出されるのかなと思いますね。

まず、最初にキッカケの居場所づくりだと思います。

森本 居場所って成績を伸ばすだけではなくて、色々な役割があると思います。

白坂 今は、成績だけじゃ頑張れないですよね。

ロッカールームに、今月のトップ3という棒グラフの成績が貼ってあって、数字が1とか0とかの子はすぐにクビになる世界なんですね。

今、若い子にそれを言っても、お金はそんなにいらないと言われてしまうのですね。

だから、モチベーションを上げるのがすごく大変なんです。

でも、やりがいとか人の為というのは、意外と今の若い子の方が響いてくるんですよ。

いつもあなたがお席にお邪魔している社長さんは、一生懸命おもてなしすると元気になるよね、あの社長さんが元気になるとあの会社も元気になるでしょ、あんなすごい会社が元気になると日本も元気になるでしょと自分の行動がどのように繋がっていくかという事を伝え、若い子の苦手な想像力をフォローしています。

人のために役に立つ事を伝えるとググッとモチベーションが上がっていくんですね。

ただ、数字があげればお給料あがるということではダメだなとひしひしと感じています。

【今の若い人たちは、個人戦よりグループ戦に燃える】

森本 私は、リクルートで新入社員を100人程預かったことがありまして、その時に大体1ヶ月程研修をするんですね。

その時に名刺獲得キャンペーンというものをするんですね。

その中で、1番をMVPとして決めるのですが、途中でMVP決めたくないと言い始めたんですね。

始めにテリトリーで分けたのですが、条件が違うと言ってきたんですよ。

それで、決めたくないと言ってきて、じゃあ何だったら頑張れるのと尋ねると、MVPではなくMVGがいいとグループ対抗がいいと言ってきたんですよ。

今の人達ってグループの為とかであれば頑張れるのかなと思います。

白坂 私のお店でもグループ対抗戦をやりました。

チーママを決める選挙をやろうという事で、ノルマがないので、選挙を開催してお客様に投票していただくようにしました。

投票というのは、このシャンパンは10点、このシャンパンは20点といったように、点数を決めてお客様に投票してもらう形なのですが、最近の子はそれがダメだという事がわかりまして、グループ戦にしたんですね。

3人のチーママが立候補しました。

それをグループで応援する、これ今年の6月に実施したのですが、ものすごく皆さん力を発揮しました。

なんと、22年間で最高の売り上げをあげたんですね。

しかも、お互いに助け合う、知恵を出し合う、ライバルに敗れてもそんなに恨みは持たないんですね。

個人対個人の戦いではないから、チーム戦なんでとてもいい戦いを終えられて、みんな頑張ったという達成感を味合うことが出来ました。

【信頼は、身体的な接触と喝采で高められる】

伊藤 チームってお互いの信頼関係が必要じゃないですか。

「必要とされる人になる」とは「必要とする」って信頼が大事じゃないですか。

最近の研究結果で石川善樹さんという予防医学者の友人が僕に教えてくれた事で、信頼というのは科学的に数値化できるそうです。

血を取りオキシトシンを調べると分かるそうです。

オキシトシンとは幸せホルモンなんですが、要は結婚式をする男女が結婚式の前後でオキシトシンが上がったりするんだそうです。

どういう時に信頼が上がっているかというと、2つ分かっているんだと。

お2人は、常にやられていると思うのですが、身体的な接触、つまり握手やハグをするといった事をするときです。

もう1つはオベーション、つまり喝采をした時にオキシトシンが上昇するそうです。

この2つをした時というのがオキシトシンが上昇していると科学的に証明されているそうです。

もちろん、嘘をつかないといった人間そのものも当然大事になるのですが、習慣として握手したりやオベーションされたりする事を習慣化する事で信頼が上がってくるそうです。

森本 褒めるというでもありますよね。

伊藤 そうです。

金丸 モチベーションとかにも繋がるんですね。

伊藤 リクルートとかも「達成、イエーイ」みたいなのって容易に想像つきますよね。

森本 最近、それが通用しなくなっているんですよ。

本当、そういう意味で褒めるマネージメントがとても大事だと思っています。

伊藤 これって恥ずかしんですけれど、やってみると気持ちいいし、これは科学的に証明されているので、恥ずかしがらずに褒めましょう。

森本 褒める事に対して、私はトレーニングをしています。

たまたまそのような研修があったんです。

私の周りにたまたま50代の男性が座っていたんですね。

その研修では、まず身近な人を褒めましょうという事で、例えば男性では奥さんとか女性では旦那さんとかですね。

まず3分間で書いてみましょうという事で書き出したのですが、隣に座っていた男性は3つか4つで止まっているんですね。

普段、褒めていないから褒める言葉が出てこないんですね。

褒めるマネージメントにすごく影響されている方も普段から習慣にしないと絶対に出てこないんですね。

白坂 クラブにいらっしゃる企業の方って、褒められる為に高いお金使っていらっしゃっているのかなといつも思います。

金丸 自分を鼓舞する為にですか。

白坂 私はプロですのであからさまに褒めることはしませんが、さりげなく、さりげない言葉ですごく褒めるんですね。

そのように訓練していますから。

それを言って欲しくて高いお金を払ってきているんだなとすごく感じるんですね。

(続)


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